パワーオンセルフテスト(POST)
本機の電源をONにすると、パワーオンセルフテスト(POST)と呼ば
れる一連のソフトウェア制御の診断テストが実行されます。POSTを
制御するソフトウェアは、ノートパソコンアーキテクチャの固定部分
としてインストールされています。POSTには、本機のハードウェア
構成に関する記録が含まれており、システムの診断チェックに使用
されます。この記録は、BIOS Setup プログラムを使用することによ
って作成されます。POSTが記録と既存のハードウェア間の相違を
検出すると、BIOS Setupを実行することによって、相違を訂正する
ように要求するメッセージがスクリーンに表示されます。テストが
完了すると、記憶装置にOSがインストールされていない場合は、
「
Operating system not found」というメッセージが表示されます。
これは、記憶装置が正しく検出され、新しいOSをインストールする
準備ができたことを示します。
ノートパソコン ユーザーマニュアル
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ディスクチェックユーティリティを実行した後にも、起動中にメ
ッセージが表示される場合、ハードウェアの不具合の可能性が
高く、本機の修理が必要な場合もあります。また、そのまま使用
すると、データが消失することがあります。