ASUS ROG G56JK - システムリカバリー

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システムリカバリー

内蔵記憶装置のリカバリーパーティションを使用する

リカバリーパーティションには、工場出荷時にコンピュータにインスト

ールされたOSイメージ及び 各ドライバ、各ユーティリティ 等が保存さ

れています。リカバリーパーティションは優れたリカバリーソリューショ

ンで、内蔵記憶装置が正常に動作していれば、ノートパソコンのシステ

ムとソフトウェアを出荷時の状態に素早く復元します。この機能を使用

する前には必ずデータファイル(Outlook PST ファイルなど)をUSBフ

ラッシュメモリーやネットワークドライブなどにコピーし、また各ユーザ

ー設定(ネットワーク設定等)もバックアップしてください。

リカバリーパーティションについて

リカバリーパーティションは 内蔵記憶装置上に確保されたスペース

で、OSや各ドライバ、ユーティリティなどが工場出荷時の状態で保存

されています。

ディスク0に存在する無名のプラ

イマリパーティションは削除しない

でください。リカバリーパーティショ

ンは工場で作成され、一度削除す

るとユーザーは復元することがで

きません。リカバリー中に問題が発

生した場合は、弊社コールセンターまでご連絡ください。

リカバリーパーティションを使用する

1. 電源ボタンを押し、起動中に <F9> キーを押します(リカバリーパー

ティションが必要)

2. 「Windows Setup [EMS Enabled]」を選択し<Enter> を押します。

3. プルダウンメニューから「Japanese (日本語)」を選択し、

「Next」をク

リックします。

4. 表示された注意書きを必ず確認頂いた後、

「次へ」をクリックします。

5. パーティションオプションを選択し、

「次へ」をクリックします。オプ

ションは以下の3つです。

HDDの1つめのパーティションに対して、Windowsリカバリーを実施します。

1つ目のパーティションのみを削除します。他のパーティション

はそのままで、パーティション C 部分のみ削除の後に、再構成を

実施します。

HDDを新たに1パーティションで管理し、Windows カバリーを実施します。

内蔵記憶装置からパーティションを全て削除し、新しいシステムパー

ティション;ドライブ「C」を作成します。

HDDを新たに2パーティションで管理し、Windows カバリーを実施します。

内蔵記憶装置からパーティションを全て削除し、新しいシステムパー

ティション「C」と「D」を作成します。

SSD搭載モデルでも特定モデルでは記憶装置はHDDと表示さ

れます。

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ノートパソコン ユーザーマニュアル

最新のドライバとユーティリティはASUSのサイトをご覧くださ

い。

(http://www.asus.co.jp/)

「手順3」で「Japanese(日本語)」以外を選択してリカバリーし

た場合、リカバリーが正常に動作しない可能性がございます。

どの言語を選択した場合も、リカバリーされるシステムは日本

語のみとなります。

特定モデルには内蔵記憶装置が2本搭載されておりますが、リ

カバリーは内蔵記憶装置1(ディスク0)のパーティションに対し

て実行されます。ドライブレターはシステム構築時に自動で割

り当てられるため、リカバリーを行った際は、リカバリー前と比

べドライブレターが変更となる場合があります。

リカバリー完了のメッセージ、もしくはWindowsの初期セットアッ

プ画面が表示されるまでは、何度か再起動が行われる場合もあ

りますが、パソコンの操作は行わないで下さい。リカバリー中に

操作などを行った場合、リカバリーに失敗する場合があります。

※リカバリー完了時の動作はモデルにより異なります。

記憶装置の容量によっては、1パーティション;「C」でのリカバリ

ーしか選択できません。

6. その後は画面上の指示に沿って、リカバリーを完了してください。

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ノートパソコン ユーザーマニュアル

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リカバリーの作成には書き込み可能な光学ドライブと空のメデ

ィアが必要です。ソフトウェア起動後に表示される枚数のメディ

アをご用意ください。

システムリカバリーを行う前に、追加で記憶装置の増設や、取り替

えを行った場合は、その記憶装置を取り外してください。

「AI Recovery Burner」で作成されるリカバリーメディアは、リ

カバリーパーティションのみバックアップされます。Windowsの

設定や内蔵記憶装置内に保存されたデータは一切バックアップ

されません。

設定が変更されたシステムでの正常な動作は保証致しかねま

す。リカバリーメディアの作成は必ず初期状態のシステムで実行

してください。

特定モデルでは「AI Recovery Burner」で、リカバリーパーティショ

ンをDVDではなくISOファイルとして作成することもできますが、リ

カバリーにご利用いただくには、作成いただいたISOファイルをデ

ィスクイメージとしてメディアへ書き込む必要があります。

Windows®7

リカバリーソフトウェア

メディアを使用する

リカバリーパーティションのリカバリーメディアを作成する
1. スタートメニューのASUSフォルダー内からAI Recoveryをクリックし起動

し、画面の指示に従い進みます。

2. 光学ドライブに書き込み可能

な空のメディアを入れ、

開始

をクリックします。

3. 画面に表示される指示に従って

リカバリーメディアの作成を行ってください。

特定モデルではメディアではなくBDでリカバリーメディアを作

成することができます。また、その場合は選択メニューでBDを

選択することができます。

最新のドライバーとユーティリティはASUSのサイトをご覧くだ

さい。

(http://www.asus.co.jp/)

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ノートパソコン ユーザーマニュアル

指示があった場合以外は、リカバリー中にメディアをドライブから絶対

に取り出さないでください。コンピューターが使用できなくなります。

リカバリーの際は、ACアダプターをノートパソコンに接続してくださ

い。電源が不安定になると、リカバリーに失敗する場合があります。

作成したリカバリーメディアを使用してシステムリカバリーをする
1. 「AI Recovery Burner」を使用して作成されたリカバリーメディアの

Disc-1を光学ドライブに入れます(ノートパソコンは電源ONの状態)。

2. ノートパソコンを再起動します。起動中BIOSのPOST時に<Esc> を押

し、ブートセレクトメニューを起動します。

3. カーソルキーで光学ドライブを選択し、<Enter> を押してリカバリー

メディアからシステムを起動します。

4. 「Windows is loading files…」と表示され、シークバーが端まで達す

ると、リカバリーシステムが起動します。

5. 「このイメージを復旧しますか?」とウィンドウが表示されるので、

OK」をクリックします。

6. 「復旧作業を行いHDを上書きします。続行しますか?」とウィンドウが

表示されるので、

OK」をクリックします。

7. 復旧作業が開始されます。ディスクが自動的に排出され画面上に指示

が表示されたら次のディスクに入れ替え、トレイを閉じます。

8. 「ASUS Recovery DVDからディスクを復旧しました。」と表示された

ら、排出されたディスクを取り出しトレイを閉じてから、

「OK」をクリッ

クします。

9. コンピューターが再起動され、自動的にリカバリーパーティションから

のリカバリーモードが起動します。

10. 以降の手順は「リカバリーパーティションを使用する」の「手順3」以降

をご参照ください。

リカバリーを行うと、内蔵記憶装置内のデータは上書きされます。重

要なデータはリカバリーを行う前にバックアップを行ってください。

記憶装置を交換した場合、

AI Recovery Burner」で作成したリ

カバリーメディアの動作は保証いたしません。

※記憶装置の換装、増設はASUSのサポート対象外です。

最新のドライバーとユーティリティはASUSのサイトをご覧ください。

(http://www.asus.co.jp/)

USB 3.0 ポートに接続された光学ドライブでは、

「AI Recovery Burner」で

作成されたリカバリーメディアは認識されません。システムリカバリー

を実施する場合は、必ずUSB 2.0 ポートに光学ドライブを接続してリカ

バリーを行ってください。

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ノートパソコン ユーザーマニュアル

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